千葉県最高峰「愛宕山」(408m)の南麓に広がる
大井の里で「季節」を感じませんか。
4月14日(月)らくのうの里とみねおかいきいき館の共同企画である「鯉のぼり」を掲揚しています。今年は31匹の寄贈された鯉のぼりが元気いっぱい泳いでいます。
いきいき館ではご家庭で眠っている鯉のぼりの寄贈を呼びかけています。(薄謝あり)
ビオトープではいろいろな両生類が観察できます!
明治元年に大井で生まれた保里ますさんは、明治21年に渡米、イタリア系アメリカ人のジョセフ・デネレー氏と結婚、明治38年に帰国後も種牛の買付けで何回も渡米した女性です。この時代にますさんは何故渡米したのか?(できたのか?) 当時の大井や安房の状況からは想像もできない行動です。移動は貨客船で日本からカルフォルニアに行くには2週間以上の時間と旅費も往復で500万円前後かかります。この前後には津田梅子さんが国費で留学したことは有名ですが、平民である彼女の行動は謎に包まれています。大井に残された文書と歴史公文書から探っていきます。興味ある方はぜひ会場のMOMOにご来場下さい。
嶺岡の南方に見える「いて座」周辺はガスとチリの濃度の濃い領域です。この領域は、星がその最後に超新星爆発・物質を宇宙に放出します。その物質が重力により緩く結合され、次第に新しい星の誕生につながります。これが「星雲」ですが、この星雲は3つに裂けて見えることから「三裂星雲」と呼ばれています。散開星団・暗黒星雲・反射星雲・散光星雲が含まれるユニークな星雲です。
分類番号:M20・NGC6514
2024年9月12日の大井地区で見た月です。夕方に南方を照らしています。デジタル望遠鏡で約20分の「エンハンスト」しています。
エンハンストとは、望遠鏡自体で観測天体の動きを補正して長時間露光する機能で、だれもが簡単に宇宙を楽しめる機能です。
9月17日の中秋の名月と比較して月のクレーターの凹凸や光の境界線周辺は本当に時間を忘れます。
夜中の3時頃になると東側にオリオン座が見えてきます。この領域は星雲の観測にもってこいです。
代表格がこのM42の大星雲です。最大で最も明るい星雲で嶺岡一帯では肉眼でも確認できます。中央部の巨大な若い星の星団が周辺物質を電離させて、鮮やかな姿を浮き出しています。「火の鳥」にも見えますね。オリオン座には他にも魅力がたっぷりです。
右上に輝いている星が三ツ星のゼータ星「アルニタク」でエジプト神話では「オシリス王」が住む理想郷です。死後の世界ですが、ここにたどりつくまでには様々な審査を受ける必要があり、その領域にこのような星雲が多くあります。この火炎星雲は「炎地獄」の審判を受ける場所にも見えます。水素ガスが赤みを帯びて燃え上っています。
分類番号:NGC2024
地域の中で防災拠点を意識した事業承継について下記のURLでいきいき館が紹介されています。
これは内閣府が進めるデジタル田園都市構想の中で「地方に仕事をつくる」事例として(株)ライトライト社の依頼を受け、地元のフリーライターが取材・編集を担当しました。
https://relay.town/magazine/mineokaikiikikan/
災害多発の時代にあって、どこで災害に遭遇するかは誰もわかりません。いきいき館では体験活動中の災害発生時の対応を以下のようにしています。地震直後は野外広場に避難、収まった段階で室内に戻ります。周辺の状況でその後の対応が決まりますが、1次避難所としての機能もありますので数日の滞在は可能です。更に「スターリンク通信」をテスト運用しており、安否をラインやメールで学校・保護者に送受信ができます。
みねおかいきいき館第2体験館では災害に強い通信手段としてスターリンク通信のテスト運用を2024年4月1日から開始しました。能登地震や5年前の房総台風の体験と教訓を踏まえての運用です。ここでは、希望者が自分のスマホ等で衛星を介してのWiFiを体験が出来ます。(要事前予約)詳細は関連団体の「大井自主防災かわせみ」のコーナーで紹介しています。
2023年6月月刊誌 江戸楽 房総食ものがたりの中で当店のみねおか豆腐を紹介していただきました。
お店に雑誌がおいてありますのでご興味がある方は手にとってみてください。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281683484/b/2392267/
2021年12月19日26日夜10時30分~BSテレビ東京タタムなんてもったいない!でみねおかいきいき館が紹介されました。
EVENT
千葉県最高峰の愛宕山(408m)を筆頭にしていくつかの嶺が重なる嶺岡山系は歴史の舞台になってきました。「愛宕神社」は古くは雨乞いの目的で石宮が築かれ、乗馬の名手と言われた斎藤盛安の命で建立された拝殿等は地元大井地区で大事に守られてきました。視界の開けたレーダー設置の滝の尾山からは富士山や大山、内房・外房の海も一望できる絶景が広がっています。全国で一番低い三角点も人気があります。(ここの登山には自衛隊に事前申請必要です)山間にある大井地区ですが江戸や明治初期にはこの眺望を見て触発されたのか、先人たちは江戸(東京)や横浜で学び、渡米した女性も現れました。基地開放日等もありますので、是非ご覧いただければと思います。(西端の二ツ山は自由に入山できます)
みねおかいきいき館体験コースの2024年のご案内です。詳細はスタッフまで電話でご確認願います。
MOVIE
みねおかいきいき館のお食事や里山体験のイベントなどを紹介しています。
「大井自主防災かわせみ」は災害時の通信手段として「Q-ANPI」と「STARLINK」を比較検討しています。令和元年の台風15号で停電発生から数時間でスマホ等の基地局が機能不全に陥り情報が遮断された経験と今年の能登地震との教訓から、停電時でも情報の送受信が可能な手段を探ってきました。特にスマホやPCのWiFi機能を活かせるか?が鍵です。いきいき館での体験や運用も視野に入れています。
みねおかいきいき館では里山に関する書籍を紹介しています。里山は自然とヒトが共存する空間です。その理解する一助になればと思います。無料の貸し出しも実施していますのでご利用願います。日本で最初のオールカラーの科学雑誌のNewtonも創刊号から保存されています。千葉工大の前学長の松井孝典先生の書籍は次世代に残したいです。
この里山文庫では注目すべき博物館や文献等も紹介していきます。ここ嶺岡は独特な地形や歴史の舞台でもあり、里山を総合的に理解するために関連する情報を提供できればと思います。福井県三方五胡にある「年縞博物館」は現在の気候変動を理解する上で是非訪問して学習したい場所です。里山文庫で手に取って頂き、その一端を感じて貰えればと思います。